内田 健康
会長に就任して
第62代会長に就任しました内田健康です。1971年に電気工学科を卒業し、1976年に電気工学科の教員となり、2019年に退職するまで42年間を大久保・理工キャンパスで過ごしました。
EWEといえば私の記憶に強く残っているものは、学生時代以来のソフトボール大会と教員時代の新入生オリエンテーションです。ソフトボール大会はEWE主催(学生部会主催)であり、新入生オリエンテーションへは費用の一部としてEWEから支援がありました。
EWEソフトボール大会は、事務局に残っている優勝カップが1950年代のものであることからも分かるように長い歴史をもち、ほとんどの会員の皆様の記憶にあると思います。残念ながらコロナ感染拡大の年以後は開催されていません。
新入生オリエンテーションも毎年行われてきました。私が新入生であった1967年は湯檜曽温泉への歓迎旅行でした。最近の新入生オリエンテーション(コロナ感染拡大前)は昔と比べると様変わりしています。その様子を私の所属していた学科の例で紹介します。通例は一泊二日で、初日に新入生、学科全教員、助教や助手がが理工キャンパスから数台のバスに分乗し、軽井沢のセミナーハウスに向かいます。到着後は、昼はスポーツ大会、大学での学習・生活のガイダンスが行われました。夜は少人数のグループに分かれた学生が教員を囲んで研究室の紹介、進路の相談、様々なテーマでの懇談など盛りだくさんプログラムでした。熱気が収まらず零時を回ることもありました。このオリエンテーションは学生諸君が大学での友人を見つける貴重な機会であり、EWEに出会う最初の行事でもあります。EWEの紹介を兼ねて理事が挨拶に来られたこともありました。残念ながらこの行事もコロナ感染拡大後はオンライン開催だったようです。
コロナ感染拡大によりEWE活動は従来とは大きく変わりました。対面の活動が制限される一方で、オンライン参加により、地方本部から理事会への出席など、活動の幅が広がっています。
コロナの鎮静化が見込まれる今、私の会長としての一年間では、オンラインの利点を生かしながらEWEの活動をコロナ前の状態に戻し、 以下の二点に取り組むことが目標です。
(1) 同窓会としての基本的な会員サービスを着実に実施する
(2) 昨年度からの継続課題を含めた新たな会員、学生会員サービスに取り組む
特に、学生部会を復活してソフトボール大会を実現し、来年4月の新入生オリエンテーションの支援を実現して、まずは学生会員へのサービスをコロナ前のレベルに戻したいと思います。
EWEの活動は、すなわち会員、学生会員へのサービスは、すべて皆様の会費によって実施されています。活性化委員会および三月会と連携しながら会員、学生会員サービスの拡充に努めます。皆様のご支援をお願い申し上げます。