EWEウェブニュース No.262 スカパーJSAT横浜衛星管制センター見学

EWEウェブニュース No.262(2016-29)2016-11-24

スカパーJSAT横浜衛星管制センター見学

学生と活性化委員合計8名で、10月28日スカパーJSAT横浜衛星管制センターの見学会を開催しました
その際の見学記が寄せられましたのでご報告いたします(活性化委員 三木)

2016年10月28日にスカパーJSAT横浜衛星管制センターを見学させていただき、衛星管制の技術について貴重なお話を伺ってまいりました。普段見ることのできない衛星管制の現場を知ることができ、非常に有意義な経験となりました。

まず、管制センターの役割として、衛星の健康状態を監視することと、通信衛星が静止軌道から外れないようにコントロールすることが挙げられます。通信衛星は衛星多チャンネル放送のほか、防災情報や海外との通信、洋上での通信に用いられており、常に正常に動作するようにしなければなりません。そのために24時間体制で衛星を監視し、異常はないか、正しく動作・送受信できる姿勢になるように制御しています。

上述のように重要なインフラである衛星通信をいかなるときも停止させないために、様々な災害対策が講じられています。管制センターの建築に当たっては磐石な土地を選定し、停電時に備え自家発電機を複数用意しています。さらに、副局として茨城県や山口県にも管制センターを設置し、局地的な災害にも対応できるようにしています。

また、見学会後に行われた懇親会では、EWEの先輩方からエンジニアについて貴重なお話を伺うことができました。社会で使われている技術は全て基礎の上に成り立つ応用であり、大学生活を通して得るものが必ず活きてくることを改めて認識しました。

最後に、本見学会のために貴重な時間を割いてくださいましたスカパーJSAT株式会社の皆さま、企画くださった皆様に感謝申し上げます。まことにありがとうございました。

記:情報理工・通信専攻 伊藤雅秋(高畑研究室)