EWEウェブニュースNo.303 材料技術研究所創立80周年記念講演会

EWEウェブニュースNo.303 (2018-18) 2018-10-17

早稲田大学各務記念材料技術研究所
創立80周年記念講演会のご案内

謹啓  時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

本研究所の前身、鋳物研究所は1938年、各務幸一郎氏父子の寄附により設立され、鋳造、鍛造、溶接、表面処理などの金属加工を中心に、世界でも珍しい鋳物の研究所として、戦中、戦後、そして高度成長期を通して長い間にわたり、学会、業界に独自の地位を占めてまいりました。1988年の創立50周年を機に、工業・科学技術の推移・多様化に対応して更なる研究の活性化を図るため、各務記念材料技術研究所(材研)と改称し、本年創立80周年を迎えました。

この間に本研究所には従来までの研究員に加えて、構造材料・プロセス、機能性材料、材料物性、材料の設計・評価など物質・材料を研究の対象とする研究員が新たに参加し、研究・教育活動は質量ともに厚みを増してまいりました。公的資金や受託研究等による外部資金が活発に導入され、12名の流動研究員に加えて多数の兼任研究員また客員研究員が招聘され、多くの研究プロジェクトが展開されております。

また、各務記念材料技術研究所は、国連SDGsやSociety 5.0でも謳われているように、環境およびエネルギーに係わる様々な地球規模の問題に対し、明るい展望を開くべく材料基盤技術の立場から人類・社会に貢献したいと決意し、文部科学省 共同利用・共同研究拠点を申請いたしました。そして、この創立80周年の記念すべき年の4月に「環境整合材料基盤技術共同研究拠点」として文部科学省より認定を受けました。材料系の拠点としては、私学として最初の拠点認定となります。
そこで、創立80周年を機に「材料科学技術研究の展望と材研への期待」をテーマとした記念講演会を開催いたします。

つきましては、ご多忙のところ恐縮に存じますが、記念式典及び記念講演会にご出席賜りたく、お願い申し上げます。

なお、プログラムは、各務記念材料技術研究所ホームページにある通りでございます。
http://www.waseda.jp/zaiken/80anni.html
所定のフォームから11月5日(月)までにお申し込みをいただければ幸甚に存じます。

敬具
2018年10月吉日
早稲田大学 各務記念材料技術研究所
所長   大 木 義 路

以上